SMART PEOPLE
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渡邉裕規
大切に作り、永く使い続ける。
エシカルな生活を提案するスマートピープルが
様々なジャンルのキーパーソンに話を聞くVoice
彼らの見る世界とは…
B.LEAGUE 宇都宮ブレックス
プロバスケットボール選手
渡邉裕規 – Hironori Watanabe
Bリーグ 2020-21シーズンを準優勝で終えたプロバスケットボールチーム「宇都宮ブレックス」に所属する神奈川県出身のプロバスケットボールプレイヤー。ここぞという場面で決めるスリーポイントを得意とし、大きく勝利をたぐり寄せる場面を数えきれないほど見てきた方も多いのではないだろうか。勝利を貪欲に追う姿勢が多くのファンを魅了し、試合中に彼が連続してシュートを決める通称『ナベタイム』は、会場中を最高潮の盛り上がりが包む。本人曰く「自分は足も遅いし特別高く跳べるわけでもない、ただ誰よりも挫折を知っているだけの凡庸な選手」と謙遜する。持ち前の勝負強さやチームを勝利へ導くキーマンとしての確かな実力は、ブレックスファンのみならずバスケを愛する全ての人々の胸を熱くさせる。
一流のプロアスリートであることは疑いの余地もないが、それ以上に彼は類稀なトーク力を兼ね備えた男であり、そのテンポ良い語り口に引き込まれる人は少なくない。
気取らない、飾らない、ざっくばらんな性格は多くの人に親しまれており、そのトーク力を活かしたラジオ番組そしてYoutubeなど活躍の場は多い。お笑い芸人『千鳥』や『笑い飯』などを敬愛し、人懐っこく、初対面の人とも楽しく自然体で話せる渡邉選手は、その実誰よりも強いこだわりと2度と折れることのない芯を内に秘めた、熱い男であることは明白だ。
ボールを追いかけた少年がプロバスケ選手になるまで
最初はサッカーをしていたんですよ。地元が川崎ということもあり、ヴェルディ川崎やカズ選手に憧れて、本当に一生懸命打ち込んでいました。そんなある日、3つ上の兄があの国民的アニメ『スラムダンク』の影響を受けてバスケを始めたんです。その流れで僕もバスケに転身せざるを得なくなったんです。決定的な理由ですか?それは母親の「同じ習い事の方が、お休みも一緒に取れるから良いじゃない。」という、鶴の一声でしたね。僕のバスケ人生はそんな感じの始まりでした。紆余曲折を経て今に至りますが、バスケを辛いとか苦しいと思った事はないです。『悔しい』はメチャクチャありますけどね。やはりスポーツなので、どんなに頑張って活躍しても優勝しなければ報われないという厳しさはありますけれど、だからこそ優勝した時の喜びは格別です。自己満足で終わらない、1人で完結しないところが良い。優勝した時はファンも涙を流して喜んでくれますし、家族もそうですし…。だから頑張れます。
人間・渡邉裕規の世界
色々かっこいい事言いましたけど、僕練習すごい嫌いですよ、毎日毎日もう…行きたくないですもん(笑)。でもまあ、極論『好きだから続けられる』ことが全てだと思います。それでも調子が上がらなくてヤキモキしてきたら、仲の良い友人と美味しいものを食べに行ったり、気が済むまでお喋りしたりして発散していましたね。僕お喋りなので、聞き上手な人に聞いていて欲しいです。休日は家でネットサーフィンしたり、ネトフリ見たり、お笑いとか見てますね。僕お笑い結構好きで千鳥さんや笑い飯さんは売れる前から大好きでした。前に大阪に住んでいた時に大阪でしか放送していないお二組の番組があって、ずっと見てました。サマーズさんや有吉さんのラジオも楽しく聴いています。
色んな選手がいて、自分のルーティーンを決めたりしてモチベーションを守っている選手もいますが、僕は逆に作らないんです。『試合の前には必ずこれを食べる』とか『靴は必ず右から履く』とか『信号を渡り切るまで息を止める(?)』とか、そういうルールを決めちゃうと、大変なことになっちゃうじゃないですか。だから特に無いんですけど、1つだけ…細かすぎて伝わりにくい僕ルーティーンがあって。それは試合前のトイレ。トイレの場所にこだわりがあるんです。そこが空いていなかったら、空くまで待ちますよ。それくらいかな〜。
最近は休みの日も美容院に行けず、髪が伸びちゃって。ならば、ちょっと伸ばしてみようと人生初のロン毛に挑戦中です。僕の家は両親が教師でガチガチに厳しかったので、髪の毛を伸ばしたことがないんですよね。だから、ちょっと行けるとこまで伸ばしてみようと思って。ただ、女性にはすこぶる人気ないですけどね(笑)
近代的なものよりアンティークなものに格好良さを感じる
洋服でも物でもそうですが、僕は割とビンテージなものが好きなんですよね。ピカピカよりも、ちょっと古い物の方がカッコ良く見える。昔からアンティークなものが好きで興味があるんです。火鉢とか、古民家とか、和ダンスとか。着物の上に着る外套(ガイトウ)とかね。
昔、お仕事で知り合った方がコレクターだったんですけど、その人の家に上がらせていただいた時に衝撃を受けました。色々高級な家具が並ぶ中に、所々アンティークな家具も置いてあって…『あー、カッコイイなー』と思いました。その時の影響もあり、アンティークな物への興味が強くなっていった気がします。
実は、少し前に僕個人的にすごく大きい買い物をしたんですよ。小さい引き出しが沢山ついているアンティークの和ダンスです。そのお店には乱雑に数多くのアンティーク家具が置かれていたのですが、僕が1番カッコイイと思って選んだ和ダンスは、実は神楽坂の料亭に持っていく話も出たほどのとても良いものだったそうです。店長さんに「お目が高いですね。」と言われました。
日本職人の技術は本当に素晴らしくて、海外でも真似ができないと言われるほどです。その技術で丈夫に美しく作られたものは、永く永く使っていけるはずです。そういった部分に僕は『一流の格好良さ』を感じるのかもしれません。
渡邉選手が使っているスマートピープルのクラッチバッグ、メガネケース、マネークリップ。上質なソフトレザーで丁寧に作られたアイテム。大人の男性がさりげなく身につけるレザーは、オンオフ問わず上質なオシャレを叶えてくれる。
撮影協力 / cafe Mario
栃木県宇都宮市昭和2-9-20
TEL : 028-622-5666
渡邉選手のハートに響いたクラッチバッグ
メガネケース、マネークリップそしてクラッチバッグを使っていますが、僕はクラッチバッグが最高に良いと思いました。僕らバスケ選手って、いつもユニフォームとかジャージとか…ラフな服装が多いんですよね。そんな中で例えば結婚式にお呼ばれとか、急にフォーマルなシーンがあったときに、こういうレザーのクラッチバッグがあると便利だと思います。
荷物を持ちたく無い時でも、このクラッチならスマホと財布が入りますし、十分ですね。革の質感もとても良いです。僕はあまり派手なものが好きでは無いんですよ、そう言う意味でもこのクラッチバッグは重厚感があってシックなので、大人の男性が持ちやすいアイテムですね。かなり使いやすいです。
スマートピープルの製品はインドの工場で生産している。そうすることで貧しい国に安定した雇用を生み出している…というお話を聞いて、とても良い取り組みだなと思いました。
スマートピープルの製品を買うことで、僕も貢献できているという事ですしね。