ガーデンデザイナーである彼女の仕事は忙しい。
個人宅の庭、公園、時にはレストランや結婚式場のガーデンプランもこなす。
植物は生き物。生き物を扱う仕事は当然神経を使う。
それでも頑張れる理由は、自然や植物に宿る生命力にこの上ない魅力を感じているからだ。
公園に植えた小さな苗木が、大きく枝を伸ばす様は
長い時間をかけて大切に育てた結果であり、
底知れぬ力強さを感じる。
1000年後、2000年後にも生き続けて欲しいと思う。
そんな彼女の使うカバンにも、こだわりが光る。
発色の良い革製のビジネスカバン。赤い色がお気に入り。
スマートな形でポケットが多く、カバンの中で資料が散らかりずらいのもポイント。
しかし、何よりも気に入ったのは
修理をしながら 永く永く使っていけると感じた、そのクオリティ。
使い捨てにしない価値観が これからの時代にマッチすると直感した。
木々が1000年2000年 生きるなら、
カバンは50年生きても良い。
新しい時代である21世紀は
無駄なものが何ひとつない
瑞々しく、
スマートな世界なのだから。